村瀬孝司氏に聞く経営の流儀「仕事はロックフェス」

飲食業界の経営者として活躍される村瀬孝司氏に「経営の流儀」についてお話を伺いました。

--本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、村瀬孝司さんの仕事内容について教えていただけますか?

よろしくお願いします。
店舗運営に関する予算の計上と仕入れを行っていますが、現在は現場に出ることは少なくし、スタッフの育成や職場環境の改善に力を注いでいます。

--スタッフの育成や職場環境の改善について詳しく教えていただけますか?

同じ悩みを抱えている方もいると思いますが、独立後しばらくして人が定着せず、人材不足に悩みました。
当時が気がつきませんでしたが、人を雇用することに対する意識が低かったことが失敗の原因でした。

人はそれぞれ考え方や価値観、人によってそれぞれに異なることが当たり前であるのにも関わらず、「仕事とはこうあるべき」と自分の価値観を押し付けていました。

今振り返ると非常に未熟なマインドで経営者失格でしたね。

十人十色のスタッフたちをどうすればモチベーション高く仕事に取り組んでくれるようにするか。
それを考えたとき、学生のころに熱中したロックフェスの一体感を思い出しました。

まったく接点のない人たちが共通で楽しむ空間作り、それこそがスタッフの育成や職場環境の改善につながるのではないかと結論に至りました

例えば調理スキルが低いスタッフがいたとします。
自発的に改善するマインドを持っているスタッフであれば、叱ることで解決するかもしれません。

ですが、そもそも問題意識を感じていないスタッフがいたとして、その一個人に叱ったとしても、叱った側のストレス解消にしかなりません。

チーム全体で「楽しむ」ロックフェスのような雰囲気をつくれば「仕事が楽しい」と思えるようになる、自発的に改善したいと考えるようになる、個人を責めるのではなく、その個人がいかに仕事が楽しめるかを重視した育成・職場環境づくりに注力し、その結果、スタッフの定着化とチーム全体のスキルアップを実現しました。

--なるほど、ありがとうございました。